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MS工法の技術資料/試験データ(2)

Last-modified: 2009-01-27 (火) 15:15:48 (3528d)
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4:密着性・付着力

 
MS工法:亜鉛・アルミニウム擬合金溶射皮膜の断面顕微鏡写真
亜鉛・アルミニウム擬合金溶射皮膜の断面顕微鏡写真
 

溶射皮膜は基材と物理的に密着するので、表面粗さのみでなく、基材の表面粗さパラメーターRSm/Rz-JISを小さくすると溶射皮膜の密着力は良好となります。

 

垂直引張強度はASTM C-633に準じて溶射膜厚380μm以上にし、試験面の表面にアルミ製治具(直径20mm)をエポキシ接着剤で接着して、島津製オートグラフDCS5000を用い、垂直に1mm/分の速度で測定。*1

 
表面粗さパラメーターRSm/Rz-JISと
溶射皮膜の垂直引張強度の関係
表面粗さパラメーターRSm/Rz-JISと溶射皮膜の垂直引張強度の関係

付着力実験

MS工法では、テクノテスターによる付着力試験を行っています。

 
テクノテスター試験(財)建材試験センターにおける
インストロン型万能試験機による付着力試験
MS工法溶融亜鉛めっき

5:対上塗り付着性能

MS工法の亜鉛・アルミニウム擬合金溶射皮膜は、適度な表面粗度によるアンカー効果により付着力が高く、上塗りに対して良好な下地(粗面)を形成します。また、上塗り塗装を行うことは、美観の向上のみならず、MS工法の防食性能のさらなる向上が期待できます。

6:すべり耐力試験

通常、鋼材の高力ボルト摩擦接合においては、すべり耐力の確保のために、母材と添接板の接合面には表面処理を施さずに接合されています。

 

近年、接合面の防食を目的に、継手性能を損なわない接合面処理が開発され実用化されています。その代表例が、無機ジンクリッチペイントや溶融亜鉛めっき処理法です。

 

MS工法は、これら接合面処理法と同等の継手性能を有し、防食性能は数十倍優れた性能を持つ表面処理法です。*2

 
某ビル新築工事時のすべり係数試験結果*3
試験体摩擦面の処理導入軸力
(tonf)
すべり荷重
(tonf)
すべり係数
0.4以上
中板側板
22C-1ブラスト

粗面形成剤

溶射
めっき

ブラスト
21.3548.80.57
22C-221.3551.60.60
22C-321.7047.20.54
平均--0.570
導入軸力は、載荷直前(締付後24時間後)の軸力値
 
添接板処理のすべり係数(参考数値)
接触面の表面処理すべり係数
無塗装(赤錆状態)0.40
エッチングプライマー0.20
溶融亜鉛めっき(無処理)0.20
亜鉛・アルミニウム擬合金溶射0.60
亜鉛・アルミニウム擬合金溶射+封孔処理0.48
無機ジンクリッチペイント0.50
 
すべり耐力試験風景試験後のテストピース22C-1
MS工法溶融亜鉛めっき
 

 

*1 防錆管理、[2]、29(1991)および防錆管理、[12]、10(1992)より
*2 某県工業試験場平成4年度「溶射技術講習会」溶射技術テキストより
*3 抜粋

添付ファイル: filemssi05.jpg 336件 [詳細] filemsar.jpg 264件 [詳細] filemssi09.jpg 267件 [詳細] filemssi08.jpg 257件 [詳細] filemssi07.jpg 249件 [詳細] filemssi06.jpg 252件 [詳細]