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MS工法の技術資料/試験データ(2) の変更点

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#norelated

**4:密着性・付着力 [#ha9f6212]
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CENTER:''MS工法:亜鉛・アルミニウム擬合金溶射皮膜の断面顕微鏡写真''
#ref(mssi05.jpg,center,nolink,亜鉛・アルミニウム擬合金溶射皮膜の断面顕微鏡写真)

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溶射皮膜は基材と物理的に密着するので、表面粗さのみでなく、基材の表面粗さパラメーターRSm/Rz-JISを小さくすると溶射皮膜の密着力は良好となります。

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垂直引張強度はASTM C-633に準じて溶射膜厚380μm以上にし、試験面の表面にアルミ製治具(直径20mm)をエポキシ接着剤で接着して、島津製オートグラフDCS5000を用い、垂直に1mm/分の速度で測定。((防錆管理、[2]、29(1991)および防錆管理、[12]、10(1992)より))

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CENTER:''表面粗さパラメーターRSm/Rz-JISと&br;溶射皮膜の垂直引張強度の関係''
#ref(msar.jpg,center,nolink,表面粗さパラメーターRSm/Rz-JISと溶射皮膜の垂直引張強度の関係)

***付着力実験 [#fc52a217]
MS工法では、テクノテスターによる付着力試験を行っています。

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|190|190|c
|CENTER:SIZE(10):テクノテスター試験|CENTER:SIZE(10):(財)建材試験センターにおける&br;インストロン型万能試験機による付着力試験|h
|CENTER:&ref(mssi06.jpg,nolink,MS工法);|CENTER:&ref(mssi07.jpg,nolink,溶融亜鉛めっき);|

**5:対上塗り付着性能 [#df13765f]
MS工法の亜鉛・アルミニウム擬合金溶射皮膜は、適度な表面粗度によるアンカー効果により付着力が高く、上塗りに対して良好な下地(粗面)を形成します。また、上塗り塗装を行うことは、美観の向上のみならず、MS工法の防食性能のさらなる向上が期待できます。


**6:すべり耐力試験 [#z5954e4c]
通常、鋼材の高力ボルト摩擦接合においては、すべり耐力の確保のために、母材と添接板の接合面には表面処理を施さずに接合されています。

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近年、接合面の防食を目的に、継手性能を損なわない接合面処理が開発され実用化されています。その代表例が、無機ジンクリッチペイントや溶融亜鉛めっき処理法です。

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MS工法は、これら接合面処理法と同等の継手性能を有し、防食性能は数十倍優れた性能を持つ表面処理法です。((某県工業試験場平成4年度「溶射技術講習会」溶射技術テキストより))

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CENTER:''某ビル新築工事時のすべり係数試験結果''((抜粋))

|SIZE(10):|SIZE(10):|SIZE(10):|SIZE(10):|SIZE(10):|SIZE(10):|c
|CENTER:試験体|>|CENTER:摩擦面の処理|CENTER:導入軸力&br;(tonf)|CENTER:すべり荷重&br;(tonf)|CENTER:すべり係数&br;0.4以上|h
|~|CENTER:中板|CENTER:側板|~|~|~|h
|CENTER:22C-1|CENTER:ブラスト&br;+&br;粗面形成剤&br;+&br;溶射|CENTER:めっき&br;+&br;ブラスト|CENTER:21.35|CENTER:48.8|CENTER:0.57|
|CENTER:22C-2|~|~|CENTER:21.35|CENTER:51.6|CENTER:0.60|
|CENTER:22C-3|~|~|CENTER:21.70|CENTER:47.2|CENTER:0.54|
|CENTER:平均|~|~|CENTER:-|CENTER:-|CENTER:0.570|
CENTER:&size(10){導入軸力は、載荷直前(締付後24時間後)の軸力値};

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CENTER:''添接板処理のすべり係数(参考数値)''
|SIZE(10):|SIZE(10):|c
|CENTER:接触面の表面処理|CENTER:すべり係数|h
|無塗装(赤錆状態)|CENTER:0.40|
|エッチングプライマー|CENTER:0.20|
|溶融亜鉛めっき(無処理)|CENTER:0.20|
|亜鉛・アルミニウム擬合金溶射|CENTER:0.60|
|亜鉛・アルミニウム擬合金溶射+封孔処理|CENTER:0.48|
|無機ジンクリッチペイント|CENTER:0.50|

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|190|190|c
|CENTER:SIZE(10):すべり耐力試験風景|CENTER:SIZE(10):試験後のテストピース22C-1|h
|CENTER:&ref(mssi08.jpg,nolink,MS工法);|CENTER:&ref(mssi09.jpg,nolink,溶融亜鉛めっき);|

















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#hr

--MS工法の技術資料&color(red){>>>};
--MS工法の技術資料/試験データ(1)&color(red){>>>};
--MS工法の技術資料/関連用語集&color(red){>>>};
 
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